感染対策:Q4
Q4:どんなマスクでも感染防止効果は同じですか?
A4:
同じではありません。
一般に入手できるマスクのほとんどは、その素材が不織布製、布製、ウレタン製のいずれかです。素材により、それぞれ飛沫の拡散防止効果が違うことが確認されています。不織布製がもっとも飛沫拡散防止効果が高く、次いで布製、最後がウレタン製だと言われています。したがって感染防止の観点からは不織布製マスクを着用することが推奨されます。
ただし注意すべき点は、どのマスクを着用するにしても、正しくマスクを着用しなければ飛沫拡散の防止効果は期待できないという点です。このサイト(厚生労働省のYouTube動画)で説明された着用法にしたがって、マスクを正しく着用することが、効果を最大限に引き出す上でとても大事だと認識してください。
なお、人によってはマスクの素材が体に合わず、耳や顔の皮膚に痒みや痛み、ひどい場合は発疹等が発生することがあります。その場合は効果にはこだわらず、自分の身体に合ったマスクを正しく着用することを心がけてください。
正しくマスクを着用すれば、ある程度ですが、自分が感染することを防ぐ効果も期待できることもわかっています。マスクを2つ重ねることでより高い効果が得られるとする実験結果もありますが、一方、着用法などを工夫することで1つでも十分な効果が得られるという結果も報告されています。マスクの数より、正しい方法でマスクを着用することが、より高い感染防止効果を得るために重要だ理解してください。