感染対策:Q3
Q3:しゃべらなければマスクをする必要はないですか?
A3:
結論から言えば、必要です。
COVID-19に感染しても、症状がほとんど出ず、感染していることに気づかない人が約30%いることがわかっています。また、感染して発症する人でも、発症2日程度前からウイルスを体外へ排出して、人に感染させる感染源となることもわかってきました。そのため、自分は感染していないと思っていても、実はウイルスが体内にいて、人に感染させてしまうことには十分注意が必要です。
感染者が他の人に感染させる場合、感染者の体から出る飛沫が大きな原因となります。飛沫は、咳やくしゃみ、会話するときに大量に体外環境へ拡散していくので、それを防ぐためにマスクの着用がとても重要です。
しかし、咳、くしゃみ以外にも、笑ったり、大声で話をしたり、単に呼吸するときでさえ飛沫が発生していることがわかっています。階段を登ったり、電車に乗るために走ったりした場合、さらに飛沫の発生量は増えます。また、咳やくしゃみは自分でコントロールすることが難しいこともあり、マスクをしていないときに意図せず飛沫を発生させてしまうこともあり得ます。
自分の周囲(前後左右)3メートル以内に人が近づき得ない状況下ではマスクの必要はありませんが、人との距離が近くなりうる区画、例えば駅の構内や、建物の敷地内(建物内)などに入る際は、必ず入る前にマスクを着用することが必要です。なお、本学では大学の構内に入る際には必ずマスクを着用することを求めています。