ワクチン:Q5
Q5:ワクチン接種を受けたくないのですが、問題ありませんか?
A5:
問題ありません。ただし、ワクチン接種を受けないことで生じるリスクについては充分検討してください。
どんなことにもリスク(危険性)とベネフィット(有益性)という2つの面があります。ワクチン接種にも心配すべきリスクはゼロではない一方、接種しないことにも、それなりのリスクが存在します。
つまり今回のワクチンを接種しなければCOVID-19に感染するかもしれないということです。感染すると、ほとんど症状が出ずに回復する人がいる一方、高熱や強い倦怠感など、強い症状に2週間程度苦しむ人もいます。場合によっては、嗅覚障害・味覚障害が数ヶ月以上続いたり、肺の機能不全、末端の血管障害など、深刻な後遺症が残る場合もあります。無症状や軽症で回復した人でさえ、その3割程度で後遺症が見られたという報告もあります。
ワクチンのリスクと、感染のリスク、どちらのリスクが大事かは、人によって判断が異なります。自分の置かれた状況や健康状態を充分検討しつつ、必要に応じて信頼できる医師などに相談の上で、慎重に判断することが望まれます。