ワクチン:Q2
Q2:COVID-19ワクチンにはいろんな種類があると聞きました。どれが良いかわかりません。
A2:(2022/6/7更新)
現在、世界中でCOVID-19ワクチンが開発されており、製造メーカーによりワクチンの原理や効果に差があることがわかっています。個々のワクチンの特徴は様々なサイトで提供されているので、まずは自分で情報を確認するのが良いでしょう。そのためにこのサイトに「リンク集」を設けて、必要とされる参考情報サイトを掲載しています。
開発中のワクチンが多岐に渡る一方、国内で使用できるワクチンはごく一部に限られています。日本で使用承認されているワクチンは2021年9月12日現在、ファイザー社製、モデルナ社製、アストロゼネカ社製の3種類です。
【2022年6月7日追記】その後2022年4月19日、新たにノババックス社が開発したワクチンが薬事承認されました。これは武田薬品工業株式会社が日本での使用について薬事承認申請を行ったもので、厚生労働省のホームページ等では「武田社の新型コロナワクチン(ノババックス)」などと表示されています。
4種類のワクチンそれぞれが、それぞれの特徴を持っています。その特徴に合わせて、接種対象者が異なり、接種会場も使い分けられています。例えばアストロゼネカ社製のワクチンは国内では、接種日に40歳以上の人にのみ(特別な場合には18歳以上の方)限定されています。このサイトでも特徴等について概要を示していますが、詳しい情報については厚生労働省のホームページ等で確認し、正確な情報に基づき特徴を把握するようにしてください。
現在ワクチンの接種を希望する多くの人は、承認された4つのワクチンのいずれかを選べる状況にあります。詳しくは「テーマ別情報提供」にあるこちらのサイトで確認してください。
なお、各種ワクチンに関する正確な情報は、厚生労働省のサイト(こちら)で公表されています。
薬事承認されている3つのワクチンの比較
ファイザー社製 | モデルナ社製 | アストラゼネカ社製 | ノババックス社製 | |
種類 | mRNAワクチン | mRNAワクチン | ベクターワクチン | 組み換えタンパク質ワクチン |
有効性 | 約95% | 約94% | 約70% | 約90% |
接種回数
(間隔) |
3週間空けて2回、その後5ヶ月経過で3回目、さらに5ヶ月経過で4回目も可能
|
4週間空けて2回、その後5ヶ月経過で3回目、さらに5ヶ月経過で4回目も可能 | 4〜12週間空けて(8週が望ましい)2回 | 3週間空けて2回、その後3ヶ月経過で3回目も可能 |
接種場所 | 医療機関、自治体の大規模接種会場 | 国の大規模接種会場、職域接種会場など | 一部自治体の接種会場 | |
主な副反応
(軽微なもの) |
接種部位の痛み、頭痛、発熱、倦怠感 | 接種部の痛み、頭痛、倦怠感、筋肉痛など | ||
懸念される副反応
(頻度) |
アナフィラキシー
(100万回あたり28例) |
アナフィラキシー
(100万回あたり2.5例) |
まれに血栓症
(100万人に4人) |
今のところ報告なし |
ワクチン接種の副反応については「テーマごとの情報提供」ページにてより詳しい内容を紹介しています。こちらをご覧ください。