感染対策:Q5

Q5:マスクをしていれば友達とずっと話をしても大丈夫ですか?

A5:

必ずしも大丈夫とは言えません。

マスクの感染防止効果は完全ではありません。マスクをしていても10〜50%(マスクの種類や着用方法により異なる)の飛沫がマスク外に拡散することが知られています。したがって、会話中にかなりの飛沫が周辺に出ていることを知ってください。もし会話する時間が長ければ、時間に応じて周囲に放出される飛沫量も増えるでしょう。

ただし、相手との距離が適切に保たれ、かつその空間の換気が必要十分に行われていれば、周囲の飛沫は希釈され、あるいは移動して、その空間にいる人の感染のリスクは低くなります。換気が多少不十分でも、会話時間を短かくすればその分感染リスクを下げることは可能です。

マスクをしていても相手との距離は十分にとる(少なくとも1メートル、望ましくは2メートル)、会話する空間が換気されていることを確認する、そしてできるだけ会話時間を短くする、これらが感染対策として重要です。もし長時間会話する必要があるときは、距離や換気を基準より多めにとるなどの工夫が、感染防止に役立つでしょう。